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Español 日本語話者のための

  1. 単語カード
  2. スペイン語とは?
  3. 基本単語 — トップ100
  4. 基本文法
  5. 発音
  6. 日本語話者がよくする間違い
  7. 学習リソース
  8. 文化と背景
  9. 関連ガイド

1. 単語カード

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2. スペイン語とは?

スペイン語(españolcastellano)はラテン語から生まれたロマンス語で、母語話者は4億8千万人を超えます。母語話者数では中国語に次ぐ世界第2位の言語で、スペインと(ブラジルを除く)ほぼ全ての中南米で話されています。

日本語話者にとってスペイン語は、文法体系こそ日本語と大きく異なりますが、いくつもの強い追い風があります。最大の利点は発音です。スペイン語の母音は a・e・i・o・u の5つだけで、日本語の「あ・え・い・お・う」とほぼ同じ澄んだ音。原則ローマ字読みで通じるため、英語のような綴りと発音のずれに悩まされません。

難しいのは文法の発想の転換です。日本語にない「名詞の性」「冠詞」「主語の人称で形が変わる動詞活用」を新しく身につける必要があります。とはいえ規則は整然としていて例外も比較的少なく、コツコツ積み上げれば確実に伸びます。

なぜ学ぶのか?

3. 基本単語 — トップ100 (1–104)

もっとも役立つスペイン語の単語と表現を、日本語訳とともに示します。上の単語カード訓練器と同じセットです。検索欄で絞り込めます。

#Español日本語

4. 基本文法

スペイン語の文法は日本語とかなり発想が異なります。最初の山は「性」「冠詞」「動詞の活用」の3つ。ここを越えれば、あとは規則的でだいぶ楽になります。

語順は SVO(主語—動詞—目的語)

日本語は「私はリンゴを食べる」(主語—目的語—動詞、SOV)ですが、スペイン語は英語と同じく主語—動詞—目的語Yo como una manzana(私は・食べる・リンゴを)。動詞が真ん中に来る点に慣れましょう。ただし主語は省略できます(後述)。

名詞には性がある

日本語にない発想です。すべての名詞が男性女性に分かれ、冠詞や形容詞もそれに合わせて変化します。多くは語尾でだいたい見分けられます。-o で終われば男性(libro 本)、-a で終われば女性(casa 家)が原則。例外(el día 日、la mano 手 など)は個別に覚えます。

コツ:単語は必ず冠詞ごと覚えること。casa ではなく la casalibro ではなく el libro とセットで暗記すると性が自然に身につきます。

冠詞 el / la / un / una

日本語に冠詞はありませんが、スペイン語の名詞はほぼ常に冠詞を伴います。定冠詞(その〜)と不定冠詞(ある〜)が、性と数で4通りに変化します。

男性単数女性単数男性複数女性複数
定冠詞ellaloslas
不定冠詞ununaunosunas

動詞は主語の人称で活用する

日本語の動詞は誰が主語でも形が変わりませんが、スペイン語の動詞は主語の人称・数で語尾が変わります。規則動詞は語尾で -ar / -er / -ir の3グループに分かれます。例:hablar(話す)の現在形。

主語意味
yohablo私は話す
hablas君は話す
él/ella/ustedhabla彼/彼女/あなたは話す
nosotroshablamos私たちは話す
vosotroshabláis君たちは話す
ellos/ustedeshablan彼ら/あなた方は話す

主語は省略できる(日本語と同じ感覚)

動詞の語尾で主語が分かるため、代名詞はふだん省きます。hablo だけで「私は話す」。日本語も「話す」で主語を言わないので、この点は日本語話者にむしろ自然です。yo(私は)を付けるのは強調や対比のときだけ。

「である」が2つ:serestar

日本語の「です・である」にあたる動詞が、スペイン語では2つに分かれます。これが最重要ポイントです。

動詞使い方
ser本質・性質・身分・出身・時刻(変わらないこと)Soy japonés — 私は日本人です
estar状態・位置・場所(一時的なこと)Estoy cansado — 私は疲れています

見分け方:変わりうる状態(疲れた・うれしい・病気・ここにいる)は estar。変わらない特徴(国籍・職業・性格)は serEs aburrido=退屈な人だ(性格)/Está aburrido=退屈している(状態)。

gustar:「〜が好き」は日本語に似ている

「私はコーヒーが好きだ」は Me gusta el café。直訳は「コーヒーが私に気に入る」で、好きな対象が主語になります。日本語の「コーヒー好き」と同じく、対象が「が」格に立つ感覚に近く、日本語話者にはむしろ理解しやすい構文です。対象が複数なら動詞も複数形に:Me gustan los libros(本が好き)。

2つの過去:点過去(pretérito)と線過去(imperfecto)

スペイン語は過去を2種類に分けます。点過去は完了した1回の出来事(comí 食べた)、線過去は過去の習慣や継続・背景(comía 食べていた・よく食べた)。日本語では文脈で表す区別を、スペイン語は動詞の形で区別します。

目的語が人なら前置詞 a を付ける

特定の人が直接目的語のとき、a を入れます。Veo a María(マリアを見る)。物には付けません(Veo la casa)。日本語にない規則なので忘れがちです。

否定はシンプル

動詞の前に no を置くだけ。No hablo español(私はスペイン語を話さない)。また二重否定が正しい用法です:No veo nada(何も見えない)。

5. 発音

スペイン語の発音は規則的で、日本語話者には世界でもやさしい部類です。母音が日本語とほぼ同じだからです。ただし日本語にない子音や、l と r の区別には注意が必要です。

文字
a e i o u日本語の「あ・え・い・お・う」とほぼ同じ澄んだ音。常に同じ読み方casa(家)= カサ
r(語中)軽い弾き音。日本語の「ら行」に近いpero(しかし)
rr / 語頭の r巻き舌。舌先を何度も震わせる。日本語にない音perro(犬), rojo(赤)
j / g(e,i)/x/ — のどの奥から出す「ハ」に近い摩擦音jamón(ハム), gente(人々)
ñ/ɲ/ — 「ニャ・ニュ・ニョ」の子音niño(子供)= ニーニョ
ll / y「ヤ行」に近い(地域差あり)llave(鍵)= ヤベ
h常に無音(読まない)hola(やあ)= オラ
b / vどちらも同じ /b/ 音vino = bino のように聞こえる
z / c(e,i)スペインでは /θ/(英語の th)、中南米では /s/zapato(靴), cinco(5)

日本語話者の3大ポイント:(1) l と r の区別。スペイン語では別の音で、意味も変わる(pero しかし/pelo 髪)。l は舌先を上の歯ぐきに付けたまま、r は軽く弾く。(2) 母音を勝手に足さない。日本語は子音だけで終われず「ク・ト」と母音を補いがちだが、Madrid は「マドリッド」ではなく語尾の d まで/tres の tr は母音を挟まず続けて発音。(3) アクセント(強勢)の位置が意味を変えるpapa(ジャガイモ/ローマ教皇)≠ papá(パパ)。書いてあるアクセント記号に従いましょう。

6. 日本語話者がよくする間違い

7. 学習リソース

8. 文化と背景

スペインか中南米か

スペイン語は一枚岩ではありません。zc はスペインで /θ/、中南米で /s/。スペインの vosotros(君たち)は中南米では ustedes に置き換わり、アルゼンチンなどでは vos を使う voseo も。学ぶ目的地(旅行・仕事・好きな作品)に合わせて、早めにどの地域の発音を手本にするか決めると効率的です。書き言葉はおおむね共通です。

tú と usted

日本語の敬語ほど細かくありませんが、スペイン語にも親しい と丁寧な usted の区別があります。スペインでは比較的早くくだけた に移りますが、中南米の多くの地域では usted が広く使われ、家族間でも使う地域があります。

他のロマンス語への入口

スペイン語を身につけると、語彙と文法の共通性から、イタリア語・ポルトガル語・フランス語の学習が格段に楽になります。最初の1つのロマンス語として、規則的で発音のやさしいスペイン語は理想的な出発点です。